阪神岡田彰布監督(65)が23日の練習試合中日戦(北谷)から、サインプレーを使う本気モードに突入する。この日の全体練習前にはドームのシャッターを閉めた「岡田のカーテン」の中で野手を集めサインプレーの確認を行った。

指揮官は「もうちょっとしばって打たそうかなと思ってるよ。無死二塁とかならちょっとは進塁打とかな。そういう細かい話も次の中日戦から入れていくという話」と説明した。ここまでの練習試合3試合は、サインは盗塁だけ。打者にも自由に打たせてきた。だが、ここからはまだバントは使わないが、右打ちやヒットエンドランなどを絡めて攻撃を仕掛けていく。選手たちにとって、チーム打撃でいかに貢献できるかも、生き残りへの見極めポイントとなる。

守りでも岡田野球をたたき込んだ。走者をつけたケースノックでは、塁間に挟んだ走者に対しボールを持った選手が極力追い込んでタッチするように指示を出した。参加した岩貞は「リスクを減らし確実にというところ。今年はアウトのなり方、取り方をチームで統一している」と、話す。プレーの流れではなく、チーム内で決め事を確認することで、選手も迷わずプレーができる。

昨秋に中間守備を廃止したように、サインプレーは守備、攻撃ともに昨年より減らしシンプルにした。「対応力やわな。これからやっぱり細かいこともやっていかなあかんと思うから。別に今失敗したからどうこうでもない。今年はこんなこともやりますよっていうのは出さないといけない」と、今は失敗しても構わない。今キャンプも11日の紅白戦までは、極力実戦形式を入れず、岡田の考えを浸透させてきた。開幕までの残りの期間で、23年型の岡田野球を作り上げる。【石橋隆雄】

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