ソフトバンクのリチャードが王球団会長の「ゲキ」に応えた。
キューバ代表戦に「8番・一塁」でフル出場。2回2死一塁で左中間適時二塁打を放つと、4回1死走者なしの第2打席も左中間フェンス直撃の二塁打だ。「結果を出したいとかは考えてない。求めない。求めずにやるべきことをやる」と、冷静に口元を締めた。
この日は王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)が春季キャンプを総括。リチャードに対し「もっと強気に爆発してほしいよね。彼ぐらいだったら三振なんか気にしないで。三振したって平気な顔してりゃいいんだからね」とゲキを飛ばした。前日22日もマンツーマン指導で「前で打て、前で打て」と繰り返し指導。言葉通りに、リチャードは第1打席に初球を前でとらえ、左中間方向に引っ張った。「あーだこーだ考えて三振したらめっちゃ悔いが残る。心を1つにしてピッチャーに向かっていく」。鷹の「ロマン砲」が満開の春を目指す。
○…大関との開幕バッテリーを目指す渡辺陸が、走・攻・守にハッスルした。打っては3打数2安打3打点。対外試合のチーム初盗塁も決め、4回の守備ではベンチ前のファウルフライを滑り込んでキャッチした。泥だらけのユニホームで「首脳陣からも投手陣からも信頼されないと先発は難しい。信頼してもらえるだけのリードやキャッチングをもっともっと試合の中でアピールしたい」と話した。
○…左膝前十字靱帯(じんたい)断裂から復活を目指す栗原が、約1年ぶりの対外試合で快音を響かせた。「3番・三塁」で出場し、第1打席に右前打。「おかえり」と言わんばかりに、スタンドのファンは拍手した。藤本監督は「栗原はサードに慣らす。当分はずっとスタメンで使う予定です」と明かした。



