対外試合初登板を控えた広島大瀬良大地投手(31)が24日、休日を返上してキャッチボールなどで体を動かした。ここまで調整は順調そのもの。ブルペンではすでに150キロに迫る球速が出ている。ここまでの仕上がりを見れば開幕投手最有力も、完走に照準を合わせて取り組んでおり開幕投手へのこだわりはない。

対外試合初登板となる25日の巨人とのオープン戦(沖縄セルラースタジアム那覇)も「打たれていい登板はないので、しっかりと抑えられたら。打たれたら打たれたで、課題を持ち帰ることができる時期でもあるので。抑えにいく中で課題を見つけてマウンドを降りられたら」と調整のひとつのステップと捉えている。

調整登板の中で、対戦する可能性がある、昨季までチームメートだった長野には「何を投げてやろうかなと、ずっと思っています。全部カーブ投げようかな」とニヤリ。長野ら巨人打線を抑えれば、5年連続開幕投手の当確ランプもともるに違いない。

○…戸根千明投手は古巣相手にも強気な投球を貫く。登板が予想される25日巨人戦を前に、休日返上で調整した。昨年まで6年間プレーした元チームメートとの対戦にも「これからセ・リーグで戦っていく相手ですから、そこは遠慮なく」と不敵に笑う。前回登板は1回3安打2失点と結果を残せなかっただけに、古巣を抑えて春季キャンプ最後の実戦登板を締めくくりたい。

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