舞台を沖縄から北海道に移しアピールを続ける。日本ハムが27日、沖縄・名護キャンプを打ち上げた。投打二刀流で調整中のドラフト1位矢沢宏太投手(22=日体大)は、対外試合6試合で13打数9安打4打点。26日の阪神とのオープン戦では先頭打者初球弾も放った。3月2日のエスコンフィールド北海道での紅白戦には投手として登板予定。着実に結果を残し、開幕戦での投打二刀流実現へ、突き進む。

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最後までほどよい緊張感を保ちながら、矢沢が1軍キャンプを完走した。この日は投手の一員としてサブグラウンドでのキャチボールからスタート。ブルペン入りし、エース上沢の隣で46球を投じた。最後のボールで「よっ!」と声を出して終了。受けていた古川に「オーケーでーす」と爽やかに告げ、締めた。

初キャンプで投打二刀流という難しい挑戦だったが、「すごくやりやすい環境で充実した1カ月を送ることができた。野手としての出場が多かったけど、プレーの中ですごく余裕ができるようになってきた」。大学とプロとの違いを冷静に見極め、順応していった。

13打数9安打に2本塁打。野手で結果を出し、徐々に現在の立ち位置も見えてきた。「野手としては開幕スタメンを目標にやっていきたい。しっかり自分ができることを大切に。強いスイングで強い打球を飛ばして全力疾走することを大事にしたい」。25日楽天戦では初回に右越え二塁打で出塁し、松本剛の遊ゴロの間に三進と好走塁。26日阪神戦では暴投の間に、猛烈な速さで三塁から生還するなど、足が武器になることも十分、証明してきた。

調整の舞台を北海道に移し、ここから投手としての状態も上げていく。実戦登板はプロデビューした23日ロッテ戦の1イニングのみ。「まだ実戦の数が他の投手の方に比べたら少ない。もう少し実戦を重ねて1軍の戦力になれるように」。3月2日にはエスコンフィールド北海道での紅白戦に登板する。「あんなにいい球場で野球ができる。わくわくしている」。投げてもノリノリなYAZAWAを、北の大地で披露する。【永野高輔】

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