ソフトバンク石川柊太投手(31)が、今季初の対外試合登板となったロッテとの練習試合で先発し、2回無失点の好投。開幕2カード目の初戦、4月4日オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する見込みの右腕が「自分は自分で開幕投手のつもり」と、先発陣を引っ張る覚悟を見せた。

初回はあっという間の3人斬り。2回は先頭山口に左前打されたが、後続を危なげなく断った。持ち前の投球テンポも抜群だ。

開幕投手の座は大関に譲る形になった。だが昨年王者とぶつかる2カード目初戦は開幕戦に匹敵する重要な一戦だ。シーズンを通して週初めの「火曜日の男」としても期待がかかる石川は「責任と覚悟というところでは、開幕であろうが、なかろうが変わらない。自分は自分で開幕投手のつもりというか、それくらいの責任感。それが大事だと思う」と、投手陣の柱としての意気込みを語った。

この日は新外国人オスナから助言を受けたというカットボールも披露。「オスナのカットボールは(データ解析の)指標で言うとやばい。握りと感覚を聞いた」。球速帯も120キロ台から130キロ台後半に上がり、理想とする横変化に近づいた。新たな武器も自分のものにし、準備を進めていく。【山本大地】

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