恩師、仲間の思いを胸にプロの世界ではばたく。
巨人ドラフト1位の浅野翔吾外野手(18)が1日、香川・高松商の卒業式に出席。久々のブレザー姿で「この3年間、あっという間だった。誇りを持って卒業したい」とかみしめた。
式が終わると、苦楽が詰まったグラウンドに集まった。長尾監督から金言を授かった。「これからは他人の評価で運命が決まっていく」。勝負の世界は自己満足だけでは生きられない。周囲を認めさせる必要がある。「自分がいいと思ってやったことも、他人が見て意味がないと思ったら意味がないと思う。周りを気にしながら、自分の気持ちを持ってやれれば」と受け止めた。また「プロとは何か。プロセスのプロだ」とのメッセージもあった。「何をするにしても準備、過程は大事。今まで以上に大事にしたい」と再確認した。
それぞれの道に進む仲間の存在も原動力になる。23人の野球部の同期は「苦しい時も乗り越えた仲間。この先、一生忘れることはないと思う。会える時はみんなと会って、今何をしているか意見交換できたら」。自身のネーム入りタオルをプレゼントし、1軍の舞台に立った時は応援に来て欲しいとの思いを込めた。
2日から練習に合流する。「シビアな世界。耐えることができる体力づくりをして、試合でも結果を残せるように」と決意を新たにした。1月の入寮時は高松空港に見送りに来てくれた仲間の前で涙があふれた。この日は覚悟に満ちた表情で門出の時を迎えた。【上田悠太】



