ソフトバンク藤井皓哉投手(26)が3日、従来の奪三振型から打たせて取る省エネ投球にシフトチェンジしていることを明かした。先発転向で、球数を少なくすることが狙い目。理想は「3球で1イニングが終われたら一番いい」とイメージもバッチリだ。開幕カード第2戦に先発することが濃厚で、4日から始まる広島とのオープン戦(ペイペイドーム)に登板予定。この日は本拠地で投手練習に参加した。
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藤井は昨季、50試合以上投げた投手ではリーグ3位の奪三振率12・94を誇った。数字は同僚のモイネロ、楽天松井裕に次ぐ。しかし、先発転向する今季は正反対の投球スタイルにシフトチェンジ中だ。
藤井 イメージとしては3球で1イニングが終われたら一番いい。
狙いは球数を減らすことにある。「基本的に自分は球数が増えるピッチャーだった。バットを振らせないようにアウトを取ってきたけど、今年から先発なので。バッターに打たせて結果を出す」。失点は防ぐことを前置きした上で「初球からヒットを打たれるくらいでもいい。ランナーがいない状況であれば、三振よりは打たせたほうが球数は減るので」。大ブレークした22年から大きな転換を目指している。
力試しは4日。本拠地で行われる古巣・広島とのオープン戦で登板する。中継ぎで3イニングの予定だ。この日はペイペイドームで投手練習に参加し「(今後)長いイニングを投げるためには、1イニングの球数を減らしていくのがいい。そういった意味でストライク先行」をテーマに掲げた。ロッテとの開幕カード第2戦、4月1日の先発が濃厚だが「悪ければ落ちていくだけ。候補はたくさんいるので。いいピッチングをして使いたいと思わせられるように」と引き締めた。
現役時代の06年に最多奪三振のタイトルを獲得した斉藤和巳1軍投手コーチは「先発ピッチャーは全てのアウトを三振で狙いにいくのはしんどい。いろんな変化球を使って打たせて取るピッチングも大事になってくるし、絶対に必要になってくる」とうなずいた。宮崎での実戦は3試合で8イニングを1失点。近未来のエース候補が、ニュースタイルを確立させる。【只松憲】



