阪神ドラフト4位の茨木秀俊投手(18)が3日、帝京長岡高を卒業した。豊富な練習量を示すように、誰よりも日焼けした顔で同校の卒業式に出席した。
同級生からサイン攻めに遭ったが、3キロ増えた体重88キロ(182センチ)の全身はすでにプロ野球選手の貫禄。「(プロは)競争力がすごい。緩い気持ちでやっていると、すぐに落ちる」と厳しい世界で生き抜く覚悟を、3年間過ごした帝京長岡室内練習場で話した。
阪神の1月の新人合同自主トレ、2月の沖縄キャンプで「ベッドに入ったらすぐ寝た」と言うほど体をいじめてきた。キャンプ中盤からブルペンに入ったが、ランメニューと体幹トレをメインに繰り返した。「勝てる投手になるための土台作り。高卒の1年目は体作りに重点を置く」と1軍昇格を焦らない。この日のうちに兵庫に戻り、今日4日からチームに再合流する。
母校の後輩たちにはストレッチマシンを1台贈呈した。1人で投げ抜いた昨夏の県大会決勝の日本文理戦は延長11回、1-2のサヨナラ負け。学校初の甲子園出場に1歩届かなかった。「帝京長岡は人間的にも、野球でも成長させてくれた」と言う母校の後輩たちを茨木は本拠地になった甲子園で待つ。【涌井幹雄】



