阪神岡田彰布監督(65)が、三塁手佐藤輝明内野手(23)の送球ミスを責めなかった。9回に1死一塁から大城の三塁前へのボテボテの当たりにダッシュし、一塁へジャンピングスローも悪送球となった。記録は三塁内野安打と二塁への進塁は三塁失策となった。だが、岡田監督はその積極性を評価した。5回に相手クリーンアップを3者連続三振を奪ったカイル・ケラー投手(29)も「ボールが低めにいっている」とほめた。一問一答は以下の通り。

-中盤はミスがあった。9回には大城の三塁内野安打を佐藤輝が一塁に悪送球

「送球エラーってあんなんは、佐藤の本人のエラー、本人の送球やから」

-個々のレベル上げていく必要がある

「レベルって、握れなかったら投げんかったらええんよ。まあ難しいな、おーん、だからヒットエラー(内野安打と二塁進塁が失策)になるわけやろ? でも、あれを投げるな言うたら消極的やしな。そやねん、だからアウトにしようと思って、ちょっと握ってなくて投げて、なるわけやから、それは責められへんやんか。いつも言うてるやん、ファインプレーはいらない、アウトにできるボールをアウトにするって、アウトにできるってあれはヒットやんか。ヒットエラーやろ、ヒットをアウトにする必要ないやんか。だからそんな1個のエラーでどうこういう問題じゃないやんか、そんなの。そんなん意識しすぎよ、エラー何個したとか、俺ら何にも思てないよ、そんなの」

-勝負にいっての守備

「じゃあ投げんかったらヒットで終わりやもん。誰も文句言わへんやん。そういうことやん、だから数字とかじゃないっていうんや」

-Kケラーが5回に相手クリーンアップを3連続三振

「だから、そうやろ。最後名護で投げてな、外国人で一人ブルペンに入ってな、そういうことやろ。(K)ケラーだけやったやん、次の日、(キャンプ)最終日にブルペンに入ってな、投げて。そんなん2日連続外国人なんか入らへんやん、ブルペン。でもアイツは2年目やからそういう危機感があるいうことやろな。はっきり言って。そないしてな、そういうことになったら、段々そういう投球になる言うことやろ」

-ボール自体にも変化を感じた

「いや、よかったんちゃう。低めに。高めのボールもあったけどな、最初、あれは(打者がゴンザレスで)外国人同士の力勝負にいっとるんや、あれはな。先頭バッターはな、高めにいったけど、そのあとは低めにいってたからな」

-先発の大竹は4失点

「まあ、フォアボールからやな。キャッチャーには言ったけど、ボールがひとつ多いよな。だから、三振を取るための伏線のボールで三振を取るっていうピッチャーもおるかもわからんけど、大竹の場合はそうじゃないからな。やっぱ打たせて取るピッチャーやから、あんな沖縄でバンバン三振を取ったからな。でもあれはほとんど見送り三振やで。いいとこいっての三振やからな。おんなじストレートでも空振り三振と違うわな。そういう、基本的には打たせて取る、タイミングを外してアウトにするピッチャーやからな、結局は。そのへんがバッテリーで考えな。今日も試合中に言うたけどな。見てみっ、このカウントなって。みんなバッティングカウントやろ、そういうところよな」

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