ロッテ高部瑛斗外野手(25)が右肩甲下筋肉離れで、開幕出場が絶望的となった。球団が9日、都内の病院で全治4週間から6週間の診断を受けたことを発表した。1度は開幕投手に指名された石川歩投手(34)、開幕ローテ入りが期待されていた二木康太投手(27)に続く主力級の長期離脱。チームにとっては大きな痛手だ。

高部は大卒3年目の昨季は137試合に出場し、44盗塁で盗塁王に輝いただけでなく、ゴールデングラブ賞も受賞した。今季もリードオフマンとして1、2番で期待されているだけでなく、沖縄・石垣島の春季キャンプでのフリー打撃では柵越えも連発するなど、長打力でも貢献する意気込みも見せていた。

キャンプ中から肩の不安があったため侍ジャパンのサポートメンバー参加はとりやめたが、石垣島での韓国ロッテとの練習試合や、3月に入ってからのイースタンリーグ春季教育リーグで3日の西武戦までは指名打者で出場。出塁後に盗塁を決めるなど元気な姿は見せていた。