育成から支配下に昇格した巨人梶谷隆幸外野手(34)が、622日ぶりに1軍の舞台に戻ってきた。

5回先頭に代打で登場した。名前をコールされると、スタンドからは拍手で迎えられた。カウント1-0からの2球目。目新しい背番号13のユニホームで力強く振った。楽天藤平の高め145キロ直球を捉えた。打球は鋭かったが、結果は二ゴロだった。

その後、左翼の守備にも就いた。6回2死三塁の第2打席は空振り三振だった。

21年10月に椎間板ヘルニアの手術を受け、昨年5月には左膝を手術し、リハビリ中だったオフに育成契約を結んだ。キャンプは2軍で過ごし、6日の春季教育リーグ西武戦で約1年半ぶりに実戦復帰。23日に1軍全体練習に合流し、この日に支配下登録となった。

1軍出場は21年7月10日阪神戦以来だった。育成から再出発したベテランが復活のステップを上がった。

▽巨人門脇(三塁打を含む2安打1四球に二盗もマーク) 状態があまり良くない中で1球で仕留められた。足も見せることが大事。成功率を上げていきたい。

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