ソフトバンク東浜巨投手(32)が、今季初先発で6回途中3失点と粘投し今季初勝利を挙げた。

開幕から2戦連続無失点勝利の流れに乗って、東浜も5回までは0封。チームとして開幕から23イニング連続無失点を続け、南海時代の53年以来、70年ぶりに球団記録に並んだ。

「開幕から2試合、チームとしてすごくいい勝ち方をしていたので、初回が大事だと自分に言い聞かせて、全力で飛ばしました」と立ち上がりに気迫を込めた。初回先頭の岡から2者連続の三振を奪うなど、3人斬り。2回1死で角中の投ゴロが脚に当たるアクシデントもあったが、崩れることはなかった。

6回に角中、山口の連続適時打で3点を失ったところで降板。「納得のいくパフォーマンスを出すことはできませんでしたが、沖縄の先輩2人に助けてもらい、とても心強かった」と、後続を断った救援の嘉弥真、又吉に感謝した。

チームは開幕3連戦で計3失点、防御率1・00と投手陣全体が安定。背景には課題だった四球数の減少がある。昨季は12球団ワースト474与四球だったが、ここまでは計5個。パ・リーグ5球団で最も少ない数字だ。この日は6投手で無四球。斎藤学投手コーチは「みんなが意識して、徹底しているところではあるので。その成果というか、気持ちは十分、伝わっているなと思いますね」とうなずいた。【山本大地】

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