オリックスの熱烈なファンで知られる人気アイドルグループ「なにわ男子」の藤原丈一郎が、2年連続で本拠地開幕戦の始球式に登板した。

試合前の練習ではなかなかストライクが入らず。ただ山本とキャッチボールを行い「ラスト1球いこうというときにストライク入って『今の感じで投げたら大丈夫だよ』と言われて気持ちを楽にして投げました」と、エースに太鼓判を押されてマウンドへ。ただ惜しくも先頭・牧原の足元ではずみ「届かなかったです…」と苦笑。

登板前にはレッドソックス吉田から「開幕戦頑張ってね」と海を越えた激励を受け取り「今日ホームラン打った人からそんな激励が来ると思ってなかったので、めちゃくちゃうれしかったです」と感激。また使用したカラフルなグラブは、安達がデザイン。なにわ男子のメンバーカラーが入った一品で「選手からの愛も感じながら2年目は投げさせていただきました」と、うれしい登板になった。

また雅楽師の東儀秀樹と東儀典親の親子が、試合前セレモニーで球団応援歌「SKY」を演奏。「SKY」は父の秀樹は篳篥(ひちりき)、典親はギターの熱演でファンをわかせた。「君が代」は典親はギターを笙(しょう)に替え、華麗な「SKY」とはうってかわった雅な演奏を披露し、スタンドを魅了した。

父秀樹は「こういうところで、こういう親しまれている曲を、あまり知られていない楽器でやると楽器の個性を知ってもらうものすごくいいチャンスを頂いたと思うので、価値のある一瞬でした」と振り返った。「最初に始球式に出演してくださいと言われたときに、投げるんだと思ったんです。肩をならさないとなと。結構スポーツ得意なので。でもあとで、そんなわけないなと」と苦笑い。藤原の投球を見て「すごく投げたいなと思いました」と意欲を見せた。