ロッテの中村奨吾内野手(30)が通算1000試合出場の節目となった初回に左越え先制2ランを放ったが、3試合連続2ケタ安打中だった打線もわずか3安打に封じられ、連勝は5でストップした。

平良の154キロ直球に「速い球、強い球を投げる投手なので、それに負けないようにと思って打席に入っていました」と、しっかりと捉えた今季1号だった。「先制出来たので良かったですけれど、追加点がなかなか入らなかったので、明日からまた頑張っていきたいと思います。切り替えてやっていくだけ」と気持ちを奮い立たせた。

5回が終了した試合成立時には、同じ二塁手の小川龍成内野手(25)から記念パネルを受け取り、会場から拍手を浴びた。「いろいろな方のサポートのおかげで節目の試合を迎えられたので、感謝して、また明日から1試合1試合積み重ねていきたい」とあらためて決意した。

14年ドラフト1位で早大から入団し、1年目から開幕1軍。3月29日のソフトバンク戦で代走で初出場した。4月2日の日本ハム戦で代打として初打席。同8日のオリックス戦で「9番二塁」で初の先発出場を果たし、第2打席で初安打を放った。18年には初の規定打席に到達し、初の全試合出場も達成でゴールデン・グラブ賞も受賞。21年まで4年連続で全試合出場し、同年はベストナインを初受賞した。22年はコロナの影響で連続出場が630試合でストップ。同11年に国内FA権を行使せずに残留し、新たに4年契約を結んだことを公表した。今季も開幕から全試合で二塁で先発出場している。

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