巨人が最下位に転落した。単独最下位は高橋由伸前監督政権の18年6月9日以来5年ぶり、原政権では12年4月25日以来、11年ぶりとなった。

開幕投手も務めた先発ビーディは1回こそ2奪三振で3者凡退と快調に滑りだしたが、以降は中日打線に捕まった。2回、細川、福永の連打で1死二、三塁とされると、木下の二ゴロ、龍空の一塁線上の絶妙なセーフティーバントで2点を先制された。4回には2死一、三塁で投手の小笠原との勝負を選ぶも、151キロ直球を左前にはじき返された。5回8安打4失点で降板し、来日3戦目での初白星はまたもお預けになった。

打線も思うようにつながらず。6回1死一、二塁では2試合ぶりに先発復帰した坂本が好投を続けていた中日小笠原から左前へ今季初適時打。二塁走者のオコエもタッチをかいくぐる神スライディングを見せた。中田翔2死一、二塁、追い込まれてから5球粘った11球目、うまくバットを合わせた中前適時打で2点差に追い上げるも反撃はここまで。7回は鍵谷、8回は代木とリリーフが捕まり万事休すとなった。

原監督は「少しずつ兆しは出るでしょう。懸命にやってるしね。結果に関しては、なかなか出てないけど、立ち向かう姿勢は間違っていないと思いますね」と前を向いた。この敗戦で今季2度目の3連敗で借金5。単独最下位に転落した。

【巨人の今季】

3月31日 対中日0●2

4月1日 対中日2○0

2日 対中日 3○2

4日 対DeNA 9○0

5日 対DeNA 0●2

6日 対DeNA 0●4

7日 対広島 2●4

8日 対広島 3●6

9日 対広島 2●4

11日 対阪神 7○1

12日 対阪神 1●2

13日 対阪神 1●4

14日 対中日 2●9

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