立大は開幕戦で、試合時間3時間4分に及ぶ延長戦の末に引き分けた。1-1で迎えた延長12回裏1死で、雷と雨、ひょうの悪天候により29分間の中断。ベンチ裏で、選手たちはリラックスして再開を待っていた。引き分けに終わったが、溝口智成監督(55)は「(法大が)いい投手というのは分かっていたので、楽な展開にはならないと思っていた。予想通りでした。引き締まったいい試合ができてよかった」と話した。

先発は、今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕、池田陽佑投手(4年=智弁和歌山)。7回を被安打4の1失点と試合をつくった。「1人1人の選手がそろっているので、どう抑えるかに集中していた。ストロングポイントの直球とカットボールをしっかり決められたのがよかった」と話した。

打線は1点を追う8回1死三塁で、4番の戸丸秦吾捕手(3年=高崎健康福祉大高崎)が中犠飛を放ち、同点に追いついた。監督は「守備の要として、打撃も中軸として、チームを担ってもらいたいと思っています」と期待を寄せた。