中日石川昂弥内野手(21)が4番では初の打点を挙げた。2点リードの2回2死三塁に迎えた第2打席。巨人先発赤星の初球149キロのツーシームにバットを折られながら、三塁への適時打。新主砲として貴重な追加点を挙げた。

14日の巨人3連戦初戦で「4番三塁」で4番デビュー。得点につなげる二塁打を放ったが、3試合目で主砲としての初打点。「あの当たりでしたので、何とかセーフになれるように、必死に走りました」。敵失が絡んで進んだ二塁ベース上で笑みをこぼした。思いが打球にこもった。

昨年5月27日のオリックス戦で左膝を痛めた。左膝前十字靱帯(じんたい)再建術を受け、長いリハビリ生活を続けた。今年4月6日の2軍戦で実戦復帰し、5試合に出て11打数6安打、打率5割4分5厘、2本塁打、4打点と調子を上げて1軍昇格。「4番を打つことを目標に(プロに)入った。そんな打者になりたい」。球団では第111代の4番がチームをバットでけん引した。

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