<楽天8-7日本ハム>◇21日◇楽天モバイルパーク

日本ハムが楽天に大逆転負けを喫し、最下位からの脱出に失敗した。1点リードの9回に登板した田中正義投手(28)が自身の失策も絡んだ無死満塁のピンチを背負い、西川に同点打、山崎にサヨナラ打を浴びた。

勝てば、勝率で楽天を抜いて単独5位に浮上する試合は最大6点リードをひっくり返された。

1点を追う5回に楽天の先発田中将大投手(34)から奈良間大己内野手(22)が右越え適時三塁打で同点。2死三塁から暴投で勝ち越した。さらに2死満塁からアリスメンディ・アルカンタラ内野手(31)の右前適時打、野村佑希内野手(22)が走者一掃の左越え適時二塁打を放って田中将をKO。上川畑大悟内野手(26)も2番手の酒居から右前適時打を放って、この回一挙7得点を挙げた。

ただ、逆転した5回以降は守備でも記録に残らないミスもあり、楽天に1点差まで追い上げられ、9回に力尽きた。

試合後の新庄剛志監督(51)は「なんちゅうゲーム。悔しいけどね…ゲーム的には面白かったですけどね。(5回表で6点リードとなり)余裕もあってね。でも、気を抜いたわけではないんだけど、余裕があると、どっかに余裕ができたのかなと。まあまあ、明日はまたね、今度は逆にウチが逆転する野球を見せたいと思います」と、話した。

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