楽天田中将大投手(34)が、節目を自身の勝利で飾れなかった。4回1死走者なしで、アルカンタラを内角低めのスライダーで空振り三振を奪い、史上4人目となる日米通算2500奪三振を記録した。

4回まで1安打無失点と好投を続けていたが、1点リードの5回につかまった。1死三塁で奈良間に右翼へ適時三塁打を浴びて同点に追いつかれると、2死三塁では自らの暴投によって逆転を許した。5回2死二塁で降板。4回2/3を6安打で自己ワーストの7失点となった。チームは打線が奮起してサヨナラ勝ち。「今日はチームが勝って良かったですけど、試合をぶちこわして試合を終わらせてしまうぐらいの投球だと思う。自分自身で乗り越えていくしかないので、いろいろ工夫しながら投球できればなと思います」と表情を引き締めた。

節目の記録については周囲への思いを語った。「節目だとは思わないですけど、通過点として。でもこうやって数字を積み重ねてこられて良かったなと思いますし、いつもサポートしてくれるチームメートだったりチームスタッフだったり、家族に感謝したいですね」と話した。

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