あと1人のところまでリードしていた。DeNA山崎康晃投手(30)は9-8で迎えた9回に6番手で登板。2死からヤクルト・オスナを左前打で出すと、続く長岡に痛恨のサヨナラ2ランを許した。「エスコバーだったり伊勢だったり、いろいろな投手が頑張ってきた中で9回を守り切れなかった。非常に悔しい気持ちでいっぱい」。今季3敗目が付いた。

強風の神宮は1球、1球に神経を削った。好調のオスナには単打OKのつもりで向かった。長岡にカウント2-0とボールが先行したのは慎重さゆえ。1発警戒で挑んだ結果だ。「あの1球に悔やむという言い方はしたくない。実力で打たれた」と話し、「もっと圧倒できる投手を目指して明日以降、やり返したい」と言った。

両軍合わせて11発の空中戦。1番佐野から4番牧までの上位に5本塁打が飛び出し、最大5点のリードがあったが、同じく1発攻勢でまくられた。三浦監督は「確かに痛いですけど、切り替えるしかない」と投手陣を責めなかった。