日本ハム加藤豪将内野手(28)が「7番二塁」で故障明け2戦目で初めてフル出場した。打撃は3打数無安打で2軍公式戦初安打はお預けも、二塁守備では4回の二ゴロ併殺など軽快な動きを披露。3月上旬に肉離れが判明した右脇腹については「もう状態は、いいですね」と全快をアピールした。

実戦復帰となった9日のイースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)では2打席限定で5回までの出場だった。試合翌日以降も体のコンディションは良好で、この日のフル出場解禁となった。「自分的には、アメリカでも試合に出ない期間はメンタルの準備とかをしていた。そういうことが出来るようになっているので、1試合ぐらいフルで出られれば、もう何連戦でもいける。もう慣れたもんですよね、やっぱり。経験っていうのは結構、大きいですね。なんか今、そう思っています」。今回の故障で約2カ月間のリハビリ生活を送ったが、米国で10年間プレーしてきたキャリアで培ったタフさが、野球人生最長となるブランクもすぐに埋めてくれた。

今後は14日同リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)や16日からの2軍北陸遠征にも同行予定。「ここ(2軍)にいる選手みんなですけど、あとはフロントが決めることなので」と、1軍に呼ばれる日を待ちながら出来る準備を続けていく。