阪神のドラフト6位富田蓮投手(21)が9日の日本ハム戦(エスコンフィールド)でプロ初先発することが決定的となった。

2日のロッテ戦(甲子園)が雨天中止となり、先発予定だった桐敷拓馬投手(23)が5日の振り替え試合ロッテ戦にまわったため、9日の日本ハム戦の先発が谷間になっていた。

この日、2軍オリックス戦(高槻萩谷)に先発し4回1/3、1失点。3安打、4奪三振、1四球の内容だった。岡田彰布監督(65)は1軍の練習前に4回まで映像を確認。「完璧やったなあ。立ち上がりは悪いよな、あいつ」と話していた。

5回を投げ終えず68球で降板した。岡田監督は「68球で代わるんなら分かるやろ。普通なら7回ぐらいまで投げるよ」とニヤリ。中5日での9日を見越しての降板であることを示唆した。

富田は中継ぎとして開幕1軍入りし、開幕2戦目の延長12回にプロ初登板し初勝利。中継ぎとして7試合、8イニング投げ防御率3・38と結果も残していたが、先発転向するために5月7日に2軍へ。2軍では4試合先発し、防御率2・45。伊藤将、大竹、桐敷に続く先発左腕に期待が集まる。