巨人菅野智之投手(33)が実戦復帰後2戦目となるマウンドに上がった。先発で5回1/3を3安打1四球の1失点だった。

1回に日本ハム浅間に先頭打者アーチを浴びたが、以降は打者を手玉に取った。10人連続アウトに仕留めるなどテンポよくアウトを積み重ねていった。直球は最速149キロをマークし、特に好感触だったのはスライダー。奈良間を空振り三振に仕留めるなどキレがあった。

「前回よりも精度高く、ある程度、思ったところに投げられている。全体的に見ると、前回より良かった」と前進した手応えがあった。その上で「総合的には悪くないが、まだまだ全体的に物足りない部分がやっぱりある。どんなにいいパフォーマンスをしても、僕はもっともっとと思う。しっかり高いところを見ながら、現状に満足することなくやっていければ」と高いレベルを求めた。

3月18日のオープン戦日本ハム戦で右肘の張りにより緊急降板した。約2カ月の調整を経て、5月28日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦で実戦復帰し、球数38球の3回3安打無失点だった。そこから中6日のマウンドで79球を投げ、さらなる1軍復帰のステップを踏んだ。

「判断するのは監督コーチだと思うが、呼ばれたらしっかり投げられる準備をしている。5イニング目はすごく良かった感じがしますし。その感覚でまた1週間、調整して、もし1軍に呼ばれることがあれば、しっかり結果を残したい」と1軍をイメージし、準備を進めていく。