紅白戦2試合が行われ、全日本大学選手権で優勝した青学大勢が、投打で活躍を見せた。

下村海翔投手(4年=九州国際大付)は、2試合目の紅白戦で先発。キレのあるカットボールで三振を奪うなど、2イニングを無安打無失点に抑えた。「自分としては完璧な内容ではなかったけど、2イニングとも3者凡退に抑えられたことはよかった」と話した。

常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)は3番手で1イニングの登板。1安打1奪三振、無失点だった。自己最速にあと1キロに迫る152キロをマークするなど、疲れは見せなかった。「球速も出ていて、悪くなかったと思う。フォークで空振り三振もとれた。(代表に)選ばれたいという思いはある」と話した。

青学大の4番、西川史礁(みしょう)外野手(3年=龍谷大平安)は持ち味の打力をアピール。4回1死二塁で、ドラフト候補の桐蔭横浜大・古謝樹投手(4年=湘南学院)の高めに入ったチェンジアップを捉え、左中間へ2ランを放った。カウント1-1からファウルを打った際に愛用するバットが折れ、新しいバットを手にした直後の1球を捉えた。「ヒットの延長でホームランを打てた。代表に選ばれるように、死に物狂いです」。守備では遊撃手と三塁手もこなし、ユーティリティー性の高さを見せた。視察した日本ハム稲葉篤紀GM(50)は「踏み込んで変化球を打っていた。3年生であれだけしっかり振れるのは、対応力がある」と評価していた。

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