日本ハムは19日、ジェームス・マーベル投手(29=レンジャーズ3A)の獲得を発表した。先発右腕でメジャー通算4試合で0勝3敗、防御率8・31だが、マイナーでは通算158試合で54勝41敗、防御率4・22と実績を積んできた。

稲葉篤紀GMは「今季は独立リーグでシーズンをスタートし、途中からレンジャーズ3Aのローテーションに加わっています。ドラフト下位で指名され、様々な経験を経て2019年にメジャーデビューを果たした苦労人。ストレートの球速は平均145キロと派手さはないものの、チェンジアップ、カーブを駆使し確実にアウトを積み重ねていく堅実な投球が印象に残ります。現在、ファイターズはけが人が多く1軍、ファームともに投手陣のやりくりに苦戦を強いられていますが、安定感にたけているマーベル投手の加入は非常に心強いです。前所属球団のレンジャーズでも、マーベル投手の真面目で研究熱心な性格が高く評価されていたと聞きました。日本での飛躍を期待しています」とコメントした。

マーベルも「北海道日本ハムファイターズでプレーができることを、本当にうれしく思います。このような機会をくださったファイターズに感謝しています。ファイターズは素晴らしい球団だと耳にしていますし、そのような球団で自分自身のキャリアを続けることができることを光栄に感じています。1試合でも多く登板し、1勝でも多くチームに貢献できるよう力を尽くします。また、ファイターズファンの皆さまの前でプレーできることを、心から楽しみにしています」と球団を通じて意気込んだ。