阪神大竹耕太郎投手(27)が自己暗示の「軽量ボディー」で重苦しい雰囲気を打破する。28日の中日戦(甲子園)に先発予定。暑い夏が目前に迫り、屋外球場を本拠地とする猛虎にとって厳しい時期に突入する。甲子園での投手練習に参加した左腕は、夏場対策を聞かれ、予想外の答えを返した。

「イメージ体重マイナス15キロで。自分は75キロと思って動く。暑いし、チームもアレなんで、気が重くなっちゃうんですけど、そこで15キロ少ない感じで」

チームは今季初の5連敗で首位陥落と緊急事態に直面。疲労蓄積もあり、身も心も重く感じる。そんな状況で、斬新なメンタルを武器にマウンドに上がる。

今季体重87キロの大竹は、昨年に10キロ近く増量した。福岡・筑後にあるソフトバンクのファーム施設に新幹線で向かう時に、同僚だった川島慶三(現楽天コーチ)から助言をもらった。「体重を増やす時は体重は増えるけど、気持ちは軽いままいったほうがいい」。この言葉が胸に響いた。「それ結構、大事だなと思った。キレが出るんじゃないですか。動き出しとか軽くなる、気持ち的に」。

開幕6連勝の後は、安定した投球を見せながらも3試合連続で勝ち星なし。17日ソフトバンク戦から中10日を空けての先発になる。「鍛えるというより、ケアにあてました。温泉に行ったり」。リフレッシュで体調は万全だ。中日戦は移籍後初。ソフトバンク時代は19年に1度だけ対戦し、8回4失点で勝ち投手になっている。身も心も軽い左腕が、チームを再び上昇気流に乗せる。【田口真一郎】