中日が自力優勝の可能性を失った。

先発松葉貴大投手(32)が初回に味方の守備の乱れから2失点。さらに1点を失い、5回には渡辺諒に今季初被本塁打となる2号2ランを浴び、5回5失点で降板した。打線も2戦連敗中の阪神村上を攻略できず7回無得点。継投の前に今季70試合目で、自力Vの可能性が消滅した。

立浪和義監督は「これだけ借金があるから(自力V消滅は)当然。まだ(シーズンは)半分もいっていない。何とか今年、ちょっとは形にしていかないといけない」と肩を落とした。

龍空は初回2死二、三塁での遊ゴロファンブルから先制を許し、5回には痛恨のトンネルで1試合2失策を記録した。指揮官は「下手な選手じゃないんで、ああいう大事なところで出るのは。本人とも話したが、もっとひたむきに練習からしっかりさせていかないといけない」と、直接苦言を呈したことも明かした。

チームの失策数は両リーグ最多の49。「もっとしっかりした野球ができる試合を増やしていかないと。ミスからの失点とか、明らかに今年は多すぎる」。立浪監督は守備のほころびから落とした敗戦に悔しさをにじませた。

自力優勝の可能性が消滅したのは、02年からでは20年の62試合、昨季の68試合に次ぐ速さ。ただし20年は新型コロナウイルスの感染拡大などで開幕が6月にずれ込み、年間120試合で行われていただけに、就任2年連続でシーズン70試合以内で自力Vの可能性を失ったことになる。

完封負けも70試合ですでに15度目。球団記録を更新する昨季の年間26試合を上回るペースだ。

▽中日松葉(今季初被弾を含む5回5失点)「苦しい投球の中で4回まで何とか粘れたが、5回の本塁打だけは、今日一番反省しなければいけない」

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