中日はパナマ出身の新助っ人ウンベルト・メヒア投手(26=メッツ3A)が来日2戦目で快投した。

メジャー未勝利の右腕がサイ・ヤング賞のDeNAバウアーと投げ合い、8回途中2失点とゲームメーク。150キロ超の直球にカーブ、スライダーなどを交え7回までは散発2安打で無失点。二塁すら踏ませなかった。「バウアーと投げ合えるのはうれしかった。競争できるように準備した。憧れの投手。いい経験になった」。ダイヤモンドバックス時代にドジャースに在籍したバウアーの投球をまぶしく見つめた。異国で同じ先発として快投できたことに胸を張った。

初登板の6月24日ヤクルト戦は5四球と制球を乱しながら4回1失点。今回は2-0の8回に安打と四球で無死一、二塁を残して降板した。後続が打たれて初勝利は消え、試合は引き分けたが、立浪和義監督(53)は「何とか8回までいってほしかった。前回よりも明らかに球も低めに集まっていた」と良化を感じ取った。ローテ定着を問われ「そうですね」と反攻要員に認めた。

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