ピンチをチャンスに変えた。ヤクルト不動の4番村上宗隆内野手(23)が左膝痛のため今季初のスタメン外。代わりに4番に就いたのはキャプテン山田哲人内野手(30)だった。
19年9月22日の巨人戦(神宮)以来となる4番にも、山田は「経験もあるし、意外と意識はしなかった」と平常心で打席に立った。1回2死一塁。広島先発大瀬良から左前打で一、三塁とし、5番サンタナがバックスクリーンへ8号3ランを放ち先制した。高津監督が「すごく悩んだ」という、組み替えた打線が初回に試合を決めた。
山田は7回先頭でも左前打を放ち「練習はずっと良かったが、それが試合でイメージ通りにバットが振れている」と確実に状態は上向いている。
12連敗から抜け出した6月1日。逆襲の月にしたいと戦ったが9勝12敗と負け越した。そして7月1発目の試合で1点差ゲームをものにした。「残り3カ月しかないが、まだシーズン半分にも来ていない。良い月にしたいし、なると信じている」と高津監督。いまだ最下位だがリーグ連覇チームが、このまま黙っているわけにはいかない。【三須一紀】
▽ヤクルト・サンタナ(初回に先制決勝弾となる中越え8号3ラン)「完璧に捉えた。(村上がスタメン外だったが)ここ2年間優勝したのはまぐれではないので良い選手が集まっている。村上がいなくても、やるべきことはやった」



