日米通算200勝を目指す楽天田中将大投手が4回を投げ、今季ワーストとなる11安打9失点(自責8)で降板した。初回先頭の中川圭から3連打で無死満塁とされると、4番セデーニョに押し出し四球。続く頓宮に満塁本塁打を被弾し、いきなり5失点。2回は2死からセデーニョにバックスクリーンへ1号ソロを浴びると、4回には頓宮にこの日2本目となる2ランを浴びるなど、3点を追加された。

6月26日のソフトバンク戦に続く2週連続の東京ドーム登板で、またもオリックス打線に打ち込まれた。前回5月23日の対戦では5回途中10安打7失点で敗戦投手となり、「あまり先入観とか持ちすぎないように、しっかりと自分のプランをフォーカスして投げていけたら」と、自身の投球に集中するはずだった。

この日は4年ぶりの東京ドーム開催となる「楽天スーパーナイター」。球場がクリムゾンレッドに染まる中で、不本意なマウンドとなった。

 

▼田中将が日本では自己ワーストとなる9失点。これまでの1試合最多失点は7点(8度)だった。1試合被本塁打3本は、22年6月17日ソフトバンク戦(4本)に次いで2度目。満塁本塁打を許したのは08年サブロー(ロッテ)、10年高橋信二(日本ハム)に次いで日本では13年ぶり3本目となり、初回は初めて。

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