楽天は今季初の6連勝を決めた。

先発田中将大投手(34)は、今季自己最長タイの7回2失点と粘った。9安打で奪三振は0ながら、85球と少ない球数。ストライクゾーン内で果敢に勝負し、日本ハム打線を打たせて取った。今季5勝目で日米通算200勝まであと5に迫った。

打線は1点を追う4回無死満塁で、伊藤裕の中犠飛で同点に追いつき、5回1死二塁で小郷が右中間へ決勝の4号2ラン。8回は酒居、9回は守護神松井裕が無失点で封じ、逃げ切った。投打がかみ合って勝利。石井監督は「しっかりと野手と投手で一丸となって戦えたかなと思います」と選手たちをねぎらった。

これで球団史上初の先発6投手が連続で勝利投手となった。石井監督は「先発が白黒つくところまでしっかりと結果を出しているというのは、一番理想的なこと」と先発陣の奮起を評価した。