阪神岡田彰布監督(65)が快勝で前半戦を締めた。連敗を3で止め、貯金11で堂々の首位ターンだ。「(6月以降は)あまり調子よくなかったんで(18あった貯金が)減った感じはするけど、2桁あるのは選手の頑張り」とナインをたたえた。
打っては不振が続いていた佐藤輝が1回に約1カ月ぶりの先制3ラン。投げては期待の西純が7回1失点で2カ月ぶりの3勝目。投打がっちりの理想形で「最後にこういうゲームができたんで継続できるように。また新たな気持ちで頑張りたい」と笑みがはじけた。
総括では「いい時と悪い時の差が激しい前半戦だった」と振り返った。5月は球団記録の月間19勝で2位に最大6・5ゲーム差をつけたが、6、7月は守護神湯浅が不調、1番近本が故障離脱するなど苦しい戦いが続いた。チーム打率2割3分6厘はヤクルトと並びリーグ最低。だが、両リーグ1位の防御率2・79を誇る投手陣でしのいできた。
その投手陣も先発陣は伊藤将、青柳、西勇らが出遅れるなど盤石ではなかった。救ったのは大竹と村上の新戦力だった。前半戦MVPを聞かれると、迷わず2人を挙げた。「大竹はここまで勝つとは思ってなかった」。現役ドラフトで加入し、先発で7勝の左腕を絶賛。「村上は第2先発的な感じで開幕スタートして、チャンスをモノにした。すごい戦力になってくれている。一番助かった」。入団2年間未勝利だったが今季初先発した4月の巨人戦で見せた7回完全投球から6勝を挙げて大車輪の右腕をたたえた。
昨季は開幕9連敗から、何とか勝率5割ターン。今季15年ぶりに指揮官に復帰した岡田監督はチームを再建し、2桁貯金で堂々の首位ターン。「(近本、湯浅ら)戦力が戻ってきてくれると思う」と明かす後半戦。22日の敵地ヤクルト戦の先発先陣も明言した。「開幕は青柳でいくつもり。後半は先発で引っ張ってもらいたい」。前半3勝止まりの右腕にかける期待は大きい。2位広島とは1差で、3位DeNAも3差。18年ぶりの「アレ」へ「勝負は(8月末に)甲子園に帰ってから」。手応えは、十分ある。【石橋隆雄】



