巨人浅野翔吾外野手(18)が「フレッシュオールスター2023」でプレーボールからわずか10秒で球場を沸かせた。
全イの1番中堅で先発。1回、阪神門別の初球107キロカーブを中前打。いきなりチャンスを演出した。1軍デビューから3打席連続三振中だったが、「しっかり振れて、ボールは振らずに、自分の持ち味は出せたかな。1軍で三振が続き、不安があったんですけど、ヒットが出てちょっと安心しました」と気分も変わった。8回1死二、三塁では左前適時打をマーク。フル出場で5打数2安打1打点と存在感を示した。
試合前から気持ちが高まっていた。昨夏の甲子園を沸かせたDeNA松尾と一緒にアップし、投手の特徴や打撃論を交わし合った。U18日本代表でも共闘し、ともにドラフト1位でプロの世界に飛び込んだ。
2軍で過ごしていた際、イースタン・リーグDeNA戦後に2人だけの日課があった。夕食後に寮の部屋に戻ると、スマートフォンを握る。ビデオ通話で互いの顔を見ながら試合の感想を話し合い、不調に陥ればアドバイスを送り合う。チームの垣根は関係ない。04年世代をリードしてきた仲間ともライバルとも少し違う。浅野と松尾だけの特別な関係性で高め合う。
初昇格こそ松尾に先を越された。だが、7日からは1軍で戦う。「戦力として見てもらえるように。体験、経験とかではなく、ジャイアンツの勝利に貢献できるように頑張りたい」。甲子園のスターから巨人、球界を背負う存在に、1歩ずつステージを上がっていく。【上田悠太】



