オリックスが敵地でカード勝ち越しを決めた。初戦を落とし3連敗で始まったが、先発全員安打の20安打で連勝。3連敗中は計1得点と沈んでいた打線が息を吹き返した。

前夜ベンチスタートだった杉本裕太郎外野手(32)が、約1年ぶりに1番で先発。初回の第1打席で先制の12号ソロを放つと、そこから相手の四球や失策もからみ、打者一巡の攻撃で一挙4得点を挙げた。

1番で約1カ月ぶりの本塁打をマークした主砲に、中嶋聡監督(54)は「何か吹っ切ってと言いますか、攻める気持ちを持ってほしいなと思っていましたし、自分自身も思いきっていけたんじゃないかなと思います」と親心を見せた。

ともに前夜ベンチスタートだった頓宮裕真捕手(26)も、この日「7番一塁」で先発し2安打2打点。「ああやって、なんとかもがいていかなあかんところだと思いますし。まあ、結果がいつもいつも出るわけじゃないですけどね。いい方に取ってくれたらいいかなと思います」と復調のきっかけになることを願った。

終わってみれば20安打9得点で、先発全員安打の快勝。それでも指揮官は「いやいやいやいや、それが続かないのが現状なんですよ。単発なんですよ。なんとか続いてくれるように願います」とすぐに次を見据えた。

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