久しぶりでもコイキラーぶり発揮! 阪神大竹耕太郎投手(28)が中20日の登板で5回2/3 7安打3失点(自責2)と力投。8勝目を挙げた。7月30日に体調不良により「特例2023」で出場選手登録を抹消され、2軍で再調整。「時間をもらった分、自分なりに良い調整を心がけた」。万全な状態で今季、無傷の3勝と相性抜群の広島へ臨んだ。

初回2死二塁で西川に先制右翼線適時打を許すも、2回に4点の援護を受けた。2回の守備では味方の失策がつながり、坂倉の適時打で1点を返されるも、無死一、二塁で会沢を直球で遊併殺打。6回に1点差に迫られるも、リリーフ陣の好投もあって、白星をゲットした。

「逆転してもらった野手の皆さんに感謝です。序盤は球が浮いてしまう場面が多かった。その中でどう勝負していくのかを考えながら、3回以降に修正が利いて、悪い中でも持ち味を出して粘れました」

岡田監督は「まあ実戦ちょっと離れとったから」と言いつつ「でも3回ぐらいからはポンポンいけた」と及第点だ。これで同チームとの登板では無傷の4勝目だ。「次は自分の力で投げきってチームを負けないようするのが大事」。実戦登板は7月26日の巨人戦(甲子園)以来も、しっかりとコイ料理。マジック点灯に貢献した。【三宅ひとみ】

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