阪神ジェレミー・ビーズリー投手(27)が3回1/3で6安打を浴び、来日ワーストの5失点(自責3)で2敗目(1勝)を喫した。これで先発陣は12日ヤクルト戦の青柳から5試合連続で6回を投げきれなかった。

初回の立ち上がりは3者凡退と完璧だった。だが、雨がパラパラと降り始めた3回から徐々に崩れた。1死二塁で上本に先制中前打を献上。雨脚が強くなった4回は2点ビハインドで迎えた1死一、二塁、広島菊池の三ゴロを小野寺が後逸して生還を許した。そのまま負の流れにのみ込まれ、投手の床田にも右越え適時二塁打を浴びて降板。試合は2番手及川の登板中、大雨で中断された。

「ちょっと投げにくかった。勢いに乗った打線を止めることができず、要所要所で抑えられなかったのは反省しないといけない」

腰の張りで2軍調整に入った才木の代役で、白羽の矢が立った助っ人右腕。役割を果たすことはできず、悔しがった。岡田監督は「雨降り出してからおかしなったよなあ」と苦笑い。「ロジンつけんやろ。あいつなあ。手でこないしてなあ。あれからボール全然いけへんようになったもんなあ」と指摘した。

チームは前日16日の広島戦で勝利し、マジック29を点灯させた。一夜明け、右腕も流れに乗る投球をしたかったが、2勝目はお預けとなった。「しっかり切り替えて調整していきたい」。最後は早くも次回のリベンジに腕ぶした。【三宅ひとみ】

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