左脇腹肉離れで離脱中のロッテ佐々木朗希投手(21)が、29日に本格的な投球練習を再開したことを、吉井理人監督(58)が明かした。30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)後、「昨日(29日)ブルペンに入っています。もうちゃんと普通の投球練習です」。故障後3度目のブルペン入りとなったが、前回までは立った状態の捕手に20球程度の内容。今回は初めて座った捕手に投じたという。

この日の佐々木朗は7月25日に登録抹消されて以降、初めて1軍の試合前練習にも参加した。指揮官は「今日からみんなと合流しています。順調ですね」とステップアップを感じていた。キャッチボールやダッシュなどは行わず別メニューではあったが、センターバックスクリーン前の日陰スペースで投手陣と一緒にストレッチなどを行う場面もあった。その場には吉井監督も顔を出した。その後は、野手陣が打撃練習を行っている脇を通り、ベンチ脇から岩下大輝投手(26)と会話しながら引きあげた。

佐々木朗は、7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で左脇腹を負傷した。体の状態を見ながら、ZOZOマリンでの試合日には午前中から球場を訪れて調整。1軍の遠征中はさいたま市内の2軍施設などで体を動かしてきた。28日には同監督が「ブルペンでそこそこ強い球を投げられるようになっているので、これから本格的なキャッチャーが座った投球練習が始まっていくと思います」と説明していた。