阪神大竹が、セ・リーグ球団相手に初黒星を喫した。
立ち上がりは完璧だった。3回まで完全投球。4回に併殺の間に同点に追いつかれたが、90キロを切る超遅球を駆使するなど5回まで3安打1失点。だが、6回に暗転する。2死一、三塁のピンチに、DeNA牧に痛恨の勝ち越し3ランを浴びた。直後に交代を告げられ、厳しい表情でマウンドを降りた。
大竹はソフトバンク時代から通算して、セ・リーグ相手には12勝無敗だった。17戦目にして、初めてつけられた黒星だった。「6回がターニングポイントでしたし、自分でも投げていてその自覚があったので、なんとか抑えたかったです」と、悔しさをにじませた。牧に被弾したことには「(牧に)回してしまったのもミスだし、そこで抑えきれない自分の、単純に力不足というか。やっぱり、ああいうバッターも抑えていかないと、もう1個上にはいけないと思います」と反省した。
また、育成出身者4人目の2ケタ勝利到達もお預けとなった。勝ち投手になっていれば、ソフトバンク時代の同僚、千賀(現メッツ)や石川、巨人山口に次いで4人目の育成出身2桁星となっていたが、次回以降に持ち越しとなった。
■石井0封火消し
阪神石井が見事な火消しを果たした。2点ビハインドの7回に加治屋が連打を浴び、島本が代打楠本に四球を許した1死満塁の大ピンチで登板。桑原を低めのフォークで空振り三振に斬ると、蝦名にはフルカウントから内角150キロ直球で詰まらせ、二飛に打ち取った。「次は勝ってるところで、こういうピッチングができるように頑張ります」。10試合連続無失点で防御率は0・89に良化。抜群の安定感をみせつけた。



