関甲新学生野球秋季リーグ第2節が3日、上武大野球場などで行われ、最速155キロ右腕のドラフト候補、平成国際大・冨士隼斗投手(4年=大宮東)がNPB7球団8人のスカウトが見守る中、上武大戦で今季初登板した。

0-0の4回から2番手でマウンドへ。いきなり2者連続三振を奪うなど立ち上がりは良かったが、5回に先頭打者を四球で出し2失点。さらに2死三塁から自らの暴投で痛い追加点を献上し2回を投げ2安打2奪三振3失点。チームは0-3で敗戦した。「課題のコントロールがまだ克服できていなかった」と悔やんだ。7月上旬に腰を痛めてから、約2カ月間投げることが出来ず、オープン戦も開幕直前1試合のみの登板となった。「今は全力でいけるが、まだ怖さが自分の中で少しある」と明かした。リーグ戦は始まったばかり。「先発できるように上げていきたい」と悔しさを糧に成長していく。