オリックス頓宮裕真捕手(26)が自身の応援歌のお披露目試合の第1打席で安打を放った。

2回無死、西武今井の4球目カットボールをとらえ、応援に応えるように右翼方向へヒットを打った。

これまでは、阪急OBのブーマー・ウェルズ氏の応援歌を使用していた。個人応援歌誕生について、頓宮は「自分のために考えてくれたんで、めっちゃうれしいですし、感謝してます」と語った。昨日は無安打ということもあってか「今日は打てるように」と力を込めていた。

応援歌には、頓宮がヒーローインタビューで絶叫したユーチューバーのキングコング梶原雄太の次男・コジサックのギャグ「ほいさー」が歌詞に入っている。「(ほいさーは)気に入っているというか、それでみんなが盛り上がってくれたらいいな。グッズも出たんで」と話す。

スタメン発表時に応援歌が披露され、観客席から「ほいさー」のかけ声が響き渡った。観客席にも、頓宮の「ほいさー」と書かれた応援タオルをかかげたファンが目立った。

ライトスタンド前列で母とともに応援に足を運んだ頓宮ファンの川添陽平くん(11)も「京セラで売り切れだったから」とこの日、神戸開催となった試合前にタオルを購入し、“推し選手”の活躍に願いを込めた。

リーグ首位打者の主軸が新応援歌を背に、3連覇を狙う優勝街道を突っ走る。【中島麗】