4番の仕事弾! 広島マット・デビッドソン内野手(32)がひと振りで試合を決めた。延長11回2死走者なしからDeNA7番手中川の初球、浮いた直球を捉えて19号を右翼席に放り込んだ。ちょうど6年前の17年9月5日、6日以来となる2日連続サヨナラ勝利を決める劇的弾となった。

7月12日巨人戦以来の4番起用も、得点圏で3度凡退するなど5打席無安打だった。「日本の投手の制球力というのはすごいものがある」。シーズンを重ねながら慣れてきたことで、試合中の適応力も上がっている。「構えているとき、ちょっと真っすぐ立った」。直前の修正が、4番10打席目での初安打につながった。8月以降2桁10本塁打で大台20本に王手をかけた。

チームは8月以降、32試合中26試合が3点差以内と消耗が激しい戦いが続く。それでも、前夜は9回2死から1点差を追いつき、この日は3点差を追いついく粘り腰で4時間22分の激闘を制した。前日の4番菊池は2点打を含む2安打。この日の4番はサヨナラ弾と、日替わり打線が機能している。首位阪神とのゲーム差は7・5のままだが、3位DeNAとの差を6に広げた。新井監督は「戦いながらチームが強くなっている実感があります。本当に選手全員の頑張りに頭が下がります」と奮闘と、成長をたたえた。【前原淳】