オリックス山本由伸投手(25)が、昨年6月18日西武戦以来、自身2度目のノーヒットノーランを達成した。

プロ野球史上88人目、通算100度目。2年連続の達成は戦後では初めての偉業となった。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(56)が異例の視察に訪れるなど、大リーグの12球団20人以上のスカウトらが集結。オフにポスティングシステムを利用して米球界挑戦の可能性がある右腕が、歴史的な投球で評価を高めた。

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オリックス山本の快投には、視察に訪れていたヤンキースのキャッシュマンGMも興奮を隠さなかった。試合後、報道陣に囲まれ「素晴らしかった。みんながこの偉業を目撃することができてエキサイティングだった」と話した。今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦する可能性がある右腕。同GMは「歴史的な日だった。チケットを保存しておくよ。いつかサインしてもらえるといいね。野球ファンとしてこの試合を見ることができて良かった。チームにとっても、そしてファンにとっても素晴らしいこと。視察するのにいい試合を選んだよ」と笑顔で語った。