阪神が18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。試合が終わるとナインは笑い、涙し、そして抱き合った。一夜明けに読みたい、そんな主な選手の前夜の喜びの声は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

▼大山悠輔(試合後に涙)「(号泣して声を震わせながら)良かった~、ホントに…。ホントに良かったです。うれしいです…。いろいろありますけど、ドラフトから始まり最下位も経験した。いろんな先輩の支えがあった。感謝しています」

▼近本光司(骨折乗り越えた選手会長)「あ~よかった、よかった、って。そんな感じでした。(監督の胴上げは)どんな感想…いやあ、よく上がってんなあ、って思ってました(笑い)。ここで決めたいっていうのは僕らだけじゃなくて、球場に来ている皆さんがそう思っていたと思うので。それができたっていうだけでよかったんじゃないですかね」

▼佐藤輝明(5番三塁で本塁打、打点のチーム2冠)「いやもう間違いなく僕史上で一番最高な日ですね。(大山の涙に)本当に僕よりもずっと長いことプレーしてきて、こみあげてくるものが僕以上にあったのかなと思いますね。本当にすごい、いい先輩たちに囲まれて優勝できて良かったです」

▼中野拓夢(2番二塁、セカンドコンバートでさらに成長、優勝試合ではウイニングボールをつかむ)「最後、自分のところに飛んできたので、喜びながらというか、いい歓声をあびることができたので、とてもうれしかったです。世界一を経験できた年に、こうやって優勝もできた。(CSや日本シリーズでも最後に○をつかみたいか?)全部の最後、自分が捕れるように、頑張りたいなと思います。めっちゃ言わされた~(笑い)。結構、持ってるんで。大学日本一も最後ウイニングボールも自分がセカンドフライを捕ってるので。持ってるのかな。全部根こそぎとりにいきたいなと思います」

▼森下翔太(1年目で3番担う)「優勝をあんまり人生で経験したことがなかったので、ああやってマウンドで集まれるのはすごいうれしいです」

▼木浪聖也(8番遊撃でレギュラー)「今まで苦しい時とかのこととか、支えてくれた人の顔がバッと浮かんで、感謝しかないです。本当に最高の気持ちです。やってきたことがうそじゃなかったって証明できたのでこれからも継続してやっていきたいと思います」

▼坂本誠志郎(梅野離脱後、スタメンで投手陣支える)「ほんとうによかった。甲子園で決めることができてよかったです。(ビールかけは中締めのあいさつを務め)監督が9月が一番強くって言ってましたけど、10月が一番強くなるぞ!」

▼村上頌樹(プロ3年で10勝と覚醒)「あんま覚えてないです。うれしすぎて。ファンの皆さんもあれだけ盛り上がったので、うれしいです。(当初予定だった15日の先発が及川に変更され)今日はいっぱい楽しんで、疲れをとりたいと思います」

▼才木浩人(先発し7回1失点で勝ち投手に)「いや、よかったですね。やっぱこういう試合で、7回までしっかりゲーム作れたっていうのは、すごいいい経験させてもらえたかなと思います。これからの野球人生としても、すごいいい経験させてもらえたかなと思います」

▼岩崎優(9回を締め胴上げ投手に)「ほっとしました。(登場曲は亡き横田さんの栄光の架橋)横田の思いも背負って(変更を)お願いしました。普通ではできない経験をさせてもらったのですごくありがたいかなと。汗なのか涙なのか分かりません」

▼島本浩也(火消し役としてフル回転)「いつもとまた違うというか、球場の歓声もすごかったのでそういうのも楽しみながら投げられたかなと思います」

▼伊藤将司(2年ぶり10勝)「優勝初めてなんでうれしいです。感動しています」

▼西勇輝(終盤に復活)「全然、想像しているものよりも、もう何十倍もうれしさがこみあげてきたし、12球団一の熱いファンの方々と一緒に優勝できたのもそうだし、本当にファンの方々のおかげで優勝できたって言っても過言ではないと思います」

▼青柳晃洋(苦しみながらも8勝)「いろいろあったけど、優勝したら関係ない。最高です」

▼梅野隆太郎(骨折で離脱中も胴上げに駆けつける)「監督にもね、もう早く治してくれっていう言葉をかけてもらったんで、しっかり戻るだけじゃなくてね、そこで活躍できるように、しっかり準備してやりたいですね。歓喜を最後ね、ベンチから行くっていうのはね、なかなか最初考えづらかった部分はあるけど、やっぱりチームの輪に入れたっていうのは、感謝してるし、そういう思いを持って、またCS、日本シリーズとつながっていくので。今日は今日でね、こういう歓喜で、今日の1日は本当に忘れられない1日なんで。本当に。みんなが頑張ってくれたおかげでチームが勝って、本当に優勝できたことを誇りに思うし。集団のこの若いチームで勝ててよかったです」