鷺宮製作所の今秋ドラフト候補、最速153キロ右腕・中島隼也投手(25=城西国際大)が9回7安打2失点、8奪三振。132球の熱投で完投勝利を挙げた。

社会人3年目の右腕は「社会人に入ってから一番の投球だった」とホッとした表情を見せた。決め球のチェンジアップを中心に、緩急を使って三振の山を築いた。

「ふがいないピッチングが続いていたので、意地でも最後まで投げきって勝とう」と闘志を燃やしてマウンドに上がった。2点リードの4回1死一塁から連打を浴びて一時同点に追いつかれたが、大崩れすることなく要所で三振を奪い、守備からリズムを作った。打線は10安打5得点で中島の好投に応えるように援護した。

約1カ月後に控えるドラフトについて「ずっと意識はしている。絶対に諦めたくない」とプロ入りにかける強い気持ちを口にした。