ロッテがクライマックスシリーズ(CS)出場権を争うソフトバンクに大敗を喫した。6連敗でCS圏外の4位に陥落。Bクラスは開幕4戦目で1勝3敗の5位だった4月4日以来となった。

新たに荻野貴司外野手(37)と安田尚憲内野手(24)が発熱による「特例2023」で登録抹消された。この4日間で佐々木朗、山口、藤岡ら主力8選手が離脱する非常事態だ。吉井理人監督(58)は22日に発熱で抹消された小島和哉投手(27)を、体調不良明けながら今季初の中5日で先発起用も7回途中7失点降板。打線も4回、5回と無死から連打でチャンスをつくったが、4回無死二、三塁からグレゴリー・ポランコ外野手(32)の一ゴロの間に三塁走者が生還した1点のみに終わった。

指揮官は、熱が下がりつつある選手はいるものの、「最短で(日本ハムとの敵地)3連戦が終わってからです」と離脱者の復帰は早くても30日の西武戦以降となることを明かした。「何人かは戻れると思うんですが、38度以上の熱がみんな出ているので、復帰は慎重にやっていかないと。それが原因で故障しちゃうといけない」と意向を示した。

連敗阻止に向け、「いるメンバーで出来ることをしっかり。結果はこっちで責任を負うので選手たちには思いきりやってほしい。チームは苦しい状況ですけれどみんなで食らいついていくしかない」と前を向いた。【鎌田直秀】

【関連記事】ロッテニュース一覧