阪神先発の高卒新人、門別啓人投手(19)が偉大な先輩たちの後に続けるか。

プロ野球公式戦に登板した投手のうち、名字に「別」という漢字を使う選手は3人。いずれも野球殿堂入りを果たした、名選手ばかりだ。

◆別所毅彦 南海(現ソフトバンク)で89勝を挙げ、49年に巨人へ移籍。同球団在籍中の221勝は、現在に至るも最多だ。豪快な人柄で愛された。79年殿堂入り。

◆別当薫 通算155本塁打の強打者。投手として阪神で48、49年、移籍先の毎日(現ロッテ)で52年に各1試合登板したが、未勝利に終わった。監督通算1237勝。88年殿堂入り。

◆北別府学 75年ドラフト1位で広島入り。カープ一筋に積み重ねた213勝は球団最多だ。精密機械と称された制球力が光った。12年殿堂入り。

門別が勝てば、名字に「別」のつく投手の524勝目だ。「特別」「別格」と言われるような、エースの座への初先発である。

【記録室=高野勲】(22年3月のテレビ東京系「なんでもクイズスタジアム プロ野球王決定戦」準優勝)

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