運命の「10・9」の結末はいかに-。白熱するパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)進出争いが、今季最終戦となる9日の楽天-ロッテ戦(楽天モバイルパーク)で、ついに決着する。勝てば3位となる楽天は中5日で則本昂大投手(32)が先発。ブルペンにはルーキー荘司康誠投手(22)に加えて田中将大投手(34)も、公式戦では胴上げ投手となった13年以来となるリリーフ待機の可能性が浮上。総力戦で臨む。ロッテは小島和哉投手(27)が先発する。

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2年ぶりのCS進出がかかる大一番はチームの総力を結集する。楽天モバイルパークでの投手練習を見守った石井貴投手コーチは「もう総動員で」と言った。

先発を託されたのは則本だ。本拠地で前日調整した右腕は「レギュラーシーズン最後なんで、チームとしていい形で終わりたいなっていう気持ちで。僕もいけるところまで、やれることをやりたい」と意気込んだ。前回登板に続く中5日も「状態は悪くないんで」と自信を持って先陣を切る。

ドラ1ルーキーの荘司もプロ初のリリーフ待機が濃厚だ。こちらは前回登板から中7日と万全。慣れないブルペンからのスタートとなるのが唯一の懸念材料だが、新人右腕は「間も空いているので、普通に臨めたら」と腹をくくっている。いつ出番が来ても、しっかりと腕を振るだけだ。

田中将もスタンバイOKだ。石井貴コーチは経験豊富な田中将のブルペン待機について「それはまだ分かりません」と話したが、本人はブルペン投球で最終調整。「言われたところで、しっかりと力を出せるように」と準備万全だ。

田中将がレギュラーシーズンでリリーフ登板すれば、13年のリーグ初優勝時に胴上げ投手となって以来。同年の日本シリーズ第7戦でも9回を締めた。「自分自身も経験ないわけじゃないし、問題ない」と強調。「若い選手も多い。あんまり入り込みすぎないように声をかけてあげたりとか、自分が試合に出ていなくても出来ることは明日の状況を見ながらやりたい」と生ける伝説も覚悟を示した。

勝てば3位でCS進出、引き分けか負ければ終戦のワンマッチ。チケットはすでに完売だ。田中将は「やっぱファンの皆さんと喜びたい」と言った。日本シリーズで仙台へ帰ってくるために、チームとファンが一丸となってポストシーズンの扉を開く。【木下大輔】

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