楽天浅村栄斗内野手(32)が自身3年ぶり2度目となる本塁打王のタイトルを獲得した。この日はノーアーチに終わったが、ロッテ・ポランコ、ソフトバンク近藤と並ぶリーグトップタイの26本塁打を記録した。

チームの勝利を追い求めた結果の栄冠だ。5日の日本ハム戦で26号ソロを放った際、「CS出てタイトルとるのと、Bクラスでタイトルとるのでは全く意味が違う」と当然のように言った。この日もCS出場最後の1枠をかけたロッテとのガチンコ勝負。4番として戦い抜いた。

9月14日のオリックス戦では、パ・リーグ最多記録を更新する1144試合連続出場を達成。歴史に刻むタフさで獲得したタイトルでもある。

▽楽天浅村(3年ぶり2度目の本塁打王)「いろんな事にチャレンジして、最後、タイトル争いするところまで行きました。取れたことにはうれしく思いますけど、勝ってAクラスに入りたかった」

▼パ・リーグの本塁打王はロッテ・ポランコ、ソフトバンク近藤、楽天浅村の3人で分け合った。同一シーズンに3人の本塁打王は、2リーグ制後初めて。1リーグ時代の36年秋に藤村富美男(タイガース)、山下実(阪急)、古谷倉之助(金鯱=各2本)、43年に岩本章、加藤正二、古川清蔵(いずれも名古屋=各4本)が分け合ったのに次ぎ80年ぶり3度目となった。なお、26本以下の本塁打王は60年藤本勝巳(阪神=20本)以来63年ぶり。

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