プロ野球のドラフト会議が今日26日夕に行われる。前日25日までに広島(青学大・常広羽也斗投手)、西武(国学院大・武内夏暉投手)、ソフトバンク(国学院大・武内夏暉投手)、中日(ENEOS・度会隆輝外野手)の4球団が1位選手を公表。各球団の動向は…。


【イラスト】12球団の1位指名予想一覧
【イラスト】12球団の1位指名予想一覧

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プロ野球ドラフト会議

◆日時 10月26日(木)16時50分開始予定

◆場所 グランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」

◆テレビ中継 地上波はTBSテレビ系、CSはスカイA

◆ラジオ中継 ニッポン放送

◆インターネット中継 U-NEXT、Sports Bull


阪神

1位指名は当日決定

日刊スポーツ予想=中大・西舘勇陽投手(外れ1位=青学大・下村海翔投手)

◆25日、都内で前日のスカウト会議を行った。各スカウトからの報告を聞くにとどめ、例年通りに1位指名は決めなかった。岡田監督は1位評価の選手を「4、5人やろ」と明かした。1位は投手を最優先に当日ぎりぎりまで他球団の動向を見極めながら、競合するか一本釣りを狙うかを判断する。支配下の指名は6人程度を予定。2年後の25年に兵庫・尼崎市に新ファーム施設が完成することもあり、例年1人程度の育成選手は多めに指名する可能性もある。


オリックス

1位指名選手は公表せず

日刊スポーツ予想=桐蔭横浜大・古謝樹投手(外れ1位=大阪桐蔭・前田悠伍投手)

◆25日、都内でスカウト会議を開き、指名候補選手のリストを確認した。1位指名選手は決定したかと聞かれた福良GMは「まだです」とけむに巻いた。桐蔭横浜大・古謝らの即戦力投手、バファローズジュニア出身の大阪桐蔭・前田らを中心にリストアップしているとみられる。また慶大・広瀬、明大・上田希ら打力に定評のある大学生野手の上位指名を検討。「うちのチームにとっては、やっぱり大事ですからねドラフトは」と福良GM。育成選手も指名する見込みだ。


広島=1位公表

13日、12球団トップを切って青学大・常広羽也斗投手の1位指名を公表

日刊スポーツ予想=青学大・常広羽也斗投手(外れ1位=青学大・下村海翔投手)

◆25日、都内で約1時間30分、指名選手の最終確認と当日のシミュレーションを行った。参加した新井監督は昨年同様、全指名候補の資料と映像を事前に確認して臨んだ。現場とスカウト陣の意見をすり合わせ、白武部長は「常広君を決めた時点でもう一致してますので。それ以上の要望はなかったと思います」と自信をのぞかせる。仮に1位指名が競合して外れ1位となっても、即戦力投手を指名する方針。約4選手の指名を見込んでいる。

常広羽也斗
常広羽也斗

ロッテ

1位指名選手は当日決定

日刊スポーツ予想=国学院大・武内夏暉投手(外れ1位=上田西・横山聖哉内野手

◆当日に1位を決める。24日時点で「1位候補は7人」としていた高橋編成管理部長は2日連続でのスカウト会議後「変わらずです」。投手4人から5人、野手2人から3人とみられるが「(決断は)他の球団の情報も含めてですね。決まっていたらバシッと言うんですけれど。(誰がクジを引くかも)決めていません」と直前まで動向を見定める。重複してでも指名権獲得に挑むか、一本釣りを狙うか。補強ポイントは即戦力となる左腕と守備も万能な長距離砲か。


DeNA

1位は当日決定

日刊スポーツ予想=東洋大・細野晴希投手(外れ1位=青学大・下村海翔投手)

◆25日、スカウト会議を実施し、1位指名をドラフト会議当日に決める方針を確認。恒例の「隠密ドラフト」スタイルで勝負をかける。1位候補は東洋大・細野晴希投手、国学院大・武内夏暉投手、ENEOS度会隆輝外野手ら即戦力の6~9人に絞り込んだ。競合した場合は三浦監督がくじ引き役を務めるとみられる。進藤スカウト部長は「明日、会場で最終確認して、決めるというスタイルは変わりません」と話した。


ソフトバンク=1位公表

25日、国学院大・武内夏暉投手の1位指名を公表

日刊スポーツ予想=国学院大・武内夏暉投手(外れ1位=青学大・下村海翔投手)

◆25日、都内で編成会議を行い、武内の1位指名を公表。外れ1位や2位以下の指名に関して、永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長は「他の11球団の指名を見ながら」と前置きした上で「心情的には投手の補強を進めたい」と見通しを語った。候補としては青学大の下村海翔投手や専大の西舘昂汰投手らが挙がっている模様。野手では右の大砲候補・慶大の広瀬隆太内野手が候補とみられる。

武内夏暉
武内夏暉

巨人

1位指名は公表せずも中大・西舘勇陽投手に一本化

日刊スポーツ予想=中大・西舘勇陽投手(外れ1位=亜大・草加勝投手)

◆1位指名は公表せず。24日のスカウト会議までに中大・西舘に一本化した。即戦力投手として期待し、クイック投法を駆使した投球術で先発、中継ぎ、抑えと起用の幅は広い投手だ。直球を軸にカットボール、スプリット、カーブなど多彩の変化球で奪三振能力にたける本格派右腕。阿部監督の母校・中大からの1位指名は球団では4人目となる。一本釣りがかなわなかった場合は阿部新監督がくじ引き役を務め、自ら後輩の交渉権獲得をたぐり寄せる。


楽天

当日まで1位指名選手は公表せず

日刊スポーツ予想=中大・西舘勇陽投手(外れ1位=亜大・草加勝投手)

◆25日、都内でスカウト会議を開き、1位候補を中大・西舘、東洋大・細野ら6、7人に絞った。支配下では7人程度指名する方針。明大の左腕・石原もリストアップしている。森井誠之社長は「(1位は)最後の最後まで考え抜いて納得して決めたい」と語った。くじ引き役を務める今江敏晃新監督は「入ってくる選手には親心って言うんですかね、ちょっとそういう気持ちも出るので、どういうご縁があるのか楽しみです」と話した。


ヤクルト

1位指名選手は決定も、公表せず

日刊スポーツ予想=国学院大・武内夏暉投手(外れ1位=大商大・上田大河投手)

◆25日、都内の球団事務所でスカウト会議を行い1位指名を決定した。昨年は前日に吉村(東芝)の1位を公表したが、今年は公表せず。高津監督は「どのチームもピッチャーは欲しいと思いますし、やっぱりレベルの高いピッチャー欲しいですし。しっかり育成して、大きく成長させていける選手が欲しい」と話した。今季は両リーグワーストのチーム防御率3・66だっただけに、即戦力投手の補強は急務。「『引いてやるぞ』の意気込みはあります」と競合覚悟で臨む。


西武=1位公表

24日、国学院大・武内夏暉投手の1位指名を公表

日刊スポーツ予想=国学院大・武内夏暉投手(外れ1位=青学大・下村海翔投手)

◆競合が決まったものの、公言通りに国学院大・武内を1位指名する。25日、約2時間半の会議を終え、渡辺GMは「うちのスカウト陣の総意」として最速153キロ左腕を評価した。くじ引きは松井監督が担当する。慶大・広瀬、明大・上田希ら好打者の動向も意識しつつ、基本的には投手中心の指名が有力だ。霞ケ浦・木村、明大・村田、四国IL徳島・椎葉らの投手をはじめ約70選手をリストアップしているもよう。4人以上の育成ドラフト指名も予定されている。

武内夏暉
武内夏暉

中日=1位公表

25日、ENEOS・度会隆輝の1位指名を公表

日刊スポーツ予想=ENEOS・度会隆輝外野手(外れ1位=亜大・草加勝投手)

◆25日、都内で立浪監督、吉川球団社長、加藤球団代表が出席してドラフト前日の編成会議を実施。当初は即戦力大学投手を1位指名だったが、競合回避も鑑み、得点力不足解消へ社会人野手NO・1評価のENEOS度会にスイッチし、指揮官自ら公表した。度会は重複指名も想定され、外れ1位には即戦力、亜大・草加勝投手を筆頭にする。上位候補には大阪桐蔭・前田悠伍投手、三菱重工East津田啓史内野手らも挙がっている。

ドラフトファイル:度会隆輝
ドラフトファイル:度会隆輝

日本ハム

1位は大学生投手に決定も非公表

日刊スポーツ予想=国学院大・武内夏暉投手(外れ1位=大阪桐蔭・前田悠伍投手)

◆25日、新庄監督を交えたスカウト会議を都内で開き、1位指名の大学生投手を決定した。映像を確認した新庄監督は「3球団くらい来るでしょうね」と競合覚悟も、大渕GM補佐兼スカウト部長は「事前の公表はない。ドラフト会議で発表します」と、個人名は明かさず。最終的にリストに残ったドラフト候補は約50人で、北海道関係は星槎道都大の滝田ら5人。外れ1位も投手が基本線とみられるが、野手を指名する可能性も「ゼロではない」(同スカウト部長)とした。









ドラフト候補選手

高校生ドラフト候補
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大学生ドラフト候補
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社会人・独立リーグのドラフト候補
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