新生阿部ジャイアンツが始動した。巨人の秋季練習が14日、川崎・ジャイアンツ球場でスタート。阿部慎之助新監督(44)は練習開始前、選手、スタッフの円陣の中に立った。目を合わせながら、言葉をつむいだ。「皆が悔しい思いをしたと思うので、僕も変わりますし、皆も変わってほしい。のびのびとやって欲しいと思います。表向きしっかりやらなきゃいけないのは監督ですが、皆一緒にやってきた仲間だし、僕自身はこれまでと変わっていないので、皆さんよろしくお願いします」と訓示した。
直接の会話を重視し、意思疎通を図る。練習では選手、スタッフに精力的に声をかけた。「ラインでするよりもしゃべった方がいい。相手の顔を見て話すってことも大事。いろんなツールがあってね、連絡は誰とでも取れるけど、真意が伝わってなかったら、あまり意味がないと思っている。ずっと思ってたことなので、そういうのは実践していこうかな」と新しい指揮官像をにじませた。
長野、坂本、菅野、中田翔、岡本和、戸郷ら実績組は全体練習の参加を免除とした。自由を与え、同時に責任を伴わせる。「任せられるってすごく大きな責任があると思う。自覚はしっかり持ってくれてる人たちは放牧させたつもり」と言った。2年連続4位からの再建が求められる。「個の集団ですけど、時にはチームとして相手を考えさせるっていうことも野球」。伝統球団を束ね、新時代を作っていく。【上田悠太】
○…新旧の主将が新体制の船出に決意を新たにした。15年に阿部新監督から主将を引き継いだ坂本は「入団した時から知っている人なので、何とか力になりたい」と受け止めた。新指揮官の現役時代にロッカーが隣で、現主将の岡本和は「お世話になっている。しっかりと頑張りたい」と誓った。



